家を建てた友人から聞いたんだけど、新築するなら平屋の一戸建てがいいよって聞いたんだけど本当？
最近、確かに平屋を建てている人、多い気がする。
平屋のよさって何だろう？
今回は、平屋の良さが知りたい方向けの記事です。
この記事の目次
新築するなら平屋の一戸建てが良いって本当？
今、若い世代からシニア世代まで、平屋が人気になっています。
しかし、様々な理由から断念される方もおられます。
ぜひ、平屋の良さを知って検討してみて下さい。
平屋の魅力と特徴
階段がないことで、段差のないフラットな空間にできるのが特徴です。
二階建ての建物だと、洗濯など、二階に干すことが多いため、階段で上がったり、下りたりしなければなりませんが、平屋だと、洗濯などの家事動線が短くて済みます。
また、フラットなので、家事動線もシンプルになり、掃除などとても楽に行うことができ、
家事を楽に行えるようになることが、平屋の魅力の一つです。
平屋のメリット
・バリアフリー、フラットにできる
階段スペースを作らなくてもいいため、スペースを有効に利用できます。
また、段差のないフラットな空間ができることで、家全体をロボット掃除機などで、そうじを楽にすることができます。
・耐震性に優れている
平屋は、耐震性が高い。
理由としては、二階建てに比べて、正方形や長方形などのシンプルな作りが多いこと。
また、高さが低いことで、あまり揺れず、耐震性が優れています。
・メンテナンスしやすい
建物の高さが低いことで、細かな部分も目視で確認しやすく、建物の傷んでいる部分も、早期に発見できます。
また、部分的な補修をする場合でも、足場を組むことなく補修することができることがあります。
・その他
平面に部屋があることで、引っ越しの時や、家具の搬入などの時も、楽にすることができます。
また、天井を高くしたり、勾配天井にしたりと開放的な空間を作ることができます。
平屋のデメリット
・広い敷地が必要
1階にすべての部屋があるため、床面積が広くなり、広めの敷地が必要になります。
また、希望の間取りや、家の配置、大きさが、敷地に入るかどうかの確認が必要です。
・プライバシーを保ちにくい
平面に部屋があることで、道路や隣地から見えやすくプライバシーを保ちにくいので、
建物の配置や、庭木の配置など、室内が見えにくくするような工夫が必要
・日当たり、風通し
家のまわりの状況によりますが、囲まれているようなところでは、
日当たり、風通しがよくない場合があり、中庭があるような間取りや、建物の配置などを工夫して作っていくと良いでしょう。
・その他
また、平面に窓があるため、防犯面でも何か対策したいです。
例えば、防犯カメラや、防犯センサーライトなどが有効です。
平屋と二階建ての比較
同じ床面積の場合で、比較しています。
二階建ては、総二階で１F50㎡ ２F50㎡ 合計100㎡
費用・価格面
同じ床面積の場合だと平屋の方が、費用・価格面では高いです。
同じ床面積の場合だと、平屋の方が、基礎や屋根の面積が、ほぼ倍になるためです。
しかし、二階建ての場合には、平屋ではいらない階段や、二階の廊下のスペースが約1.5～2坪程度必要になりますが、
その約1.5～2坪のスペースを除いて計算すると、平屋の方が、坪単価は高いが、総額は同じぐらいになることもあります。
土地探し
土地の広さは、床面積＋駐車スペース＋庭、その他などのスペースが必要。
例では、平屋は、100㎡ 二階建ては、1F50㎡ 2F50㎡ 合計100㎡なので
平屋は、「100」㎡＋駐車スペース＋庭、その他などのスペースが必要。
二階建ては、「50」㎡＋駐車スペース＋庭、その他などのスペースが必要となります。
よって、平屋の方が二階建てより広い土地が必要になります。
平屋の土地探しにおいて、ラフプランでもいいので、大体どのくらいの床面積になるのかを算出して、土地探しをした方が、失敗が少ないと思います。
気に入った土地に家が入らない⁉ ということがないようにしたいですね。
間取り・暮らしやすさ
間取りを比較した場合、平屋ではいらない階段や、二階の廊下のスペースが約1.5～2坪程度必要ではないので、そのスペースを、違うことに使うことができます。
また、平屋では、二階建てに比べて構造上必要な、間仕切りを減らすことができ、自由度の高い間取りを作ることが可能になります。
暮らしやすさでは、平屋は、横幅の長い家になりやすく、間取りによっては、端から端までの移動距離があることもありますが、家事動線を意識して家づくりをしていくと暮らしやすい平屋になるでしょう。
二階建ては、階段を使っての上下移動が多いことがあります。そのため、階段の勾配を緩くするなどの工夫をすると良いでしょう。
どんな人が平屋に向いているの？
お年寄りや、小さなお子様がいる家族に向いています。
上下移動のない平屋では、階段もないので、落下する恐れもなく安心です。
段差のないバリアフリーにすることで、車いすで利用ができ、車いすを利用される方にとっても、快適に過ごせます。
また、開放的な空間が、お望みの方には、オススメです。
まとめ
平屋の特徴は、階段のないことで、段差のないフラットな空間ができる。
家事が、楽に行えるようになることが、魅力の一つ
- バリアフリー、フラットにできる。
- 耐震性が、すぐれている。
- メンテナンスがしやすい。
- 広い敷地が必要。
- プライバシーを保ちにくい。
- 日当たり、風通し、防犯面が、よくないことがある。
- 費用、価格面での比較では、坪単価では、平屋が高い。
- 土地探しでは、平屋の方が、広い土地が必要。
- 間取り、暮らしやすさでは、平屋の方が、間取りの自由度が高く、快適に暮らせる。
- お年寄りや、小さなお子さんがいる家庭に向いています。
平屋は、メリットもたくさんありますが、デメリットもあります。
特に土地探しでは、思い通りの土地が見つからないこともあります。
そのため、少し時間に余裕を持って家づくりを始めた方が良いと思います。
