中古住宅の購入を考えているんだけど、何か気を付けることはあるの?
このような不安をお持ちの方も多いと思います。
安心して中古住宅を購入するためにも
中古住宅の購入時に、気を付けたいポイントを解説していきます。
中古住宅の購入時に気を付けたい3つのポイント
①メリット・デメリットの把握
メリットは、自分の好きなエリアで、新築より安く買うことができて
家を見ることができる。
実際の家を見ながらイメージすることもでき、近隣の状況や、交通状況など
自分が住むことを想定しながら
住みやすいかどうかをチェックすることができます。
デメリットは、建物や設備が古いことで、新築に比べて修繕時期が早い
または、リフォームが必要になることもあります。
また、不動産業者への仲介手数料がかかる
一軒ごとに立地などの条件が違うなどです。
その他では、築年数が古い場合には、住宅ローン控除が受けられない場合があります。
②物件を探すポイント
家の周辺環境の確認では、この2点
- 自分の好きなエリアで具体的に、スーパーやコンビニ、病院、ドラッグストア、保育園、小学校、中学校などの普段よく使う場所へのリサーチ
- 一方通行やスクールゾーンなどの有無、通勤、通学に使う道の交通量の確認
- 家の中では、間取りや設備の傷み具合、日当たり、駐車スペースなどをチェック
- 間取りは、将来、家族が増えたり、両親と同居する場合の部屋数はあるか?
- 増築ができるか?など確認
- 家具などが入るか?窓の大きさや天井高の確認
- 駐車スペースの大きさ、自転車置き場はあるかチェック
以上のことをふまえて、たくさんの物件を、「必ず自分の目」で確認することで
自分の中に、基準ができてきます。
しかし、中古住宅には、床下などの目に見えない部分も注意しなければいけません。
住宅会社などに、検査を委託すると建物が、今どのような状況かがわかり安心です。
③築20年以上の中古住宅の注意点
- 昭和56年(1981年)5月31日以前の建物であれば、旧耐震基準の建物ですので、耐震診断済みか確認しましょう。
- リフォーム履歴(どんなリフォームをしたのか?増築はしているか?)
- 雨漏りなどしていないか?(天井などにシミがあります。)
- 契約前に、*既存住宅状況調査(インスペクション)、*耐震診断、リフォーム見積もりを出しましょう
*既存住宅状況調査(インスペクション)
建築士などの専門家が、住宅の劣化状況、欠陥の有無を診断してアドバイスすること
*耐震診断
旧耐震基準で設計された家を、現行の新耐震基準で耐震性の有無を確認すること
中古住宅の売買契約の前に、インスペクションや耐震診断を行い
改修工事やリフォーム工事が必要となった場合の見積もりを確認しましょう。
気に入った家が、見つかったら専門家にチェックしてもらいましょう。
合わせて読みたい
購入前の資金計画
中古住宅の購入の時には、中古住宅の費用、諸経費、リフォーム代(リフォームする場合)
がかかります。
中古住宅+諸費用+リフォーム代=総額
諸費用は、ローン借入の場合だと、金融機関への手数料、保証料、不動産会社への仲介手数料
その他、抵当権設定費用、所有権移転費用などがかかります。
目安としては、物件価格の8%程度です。
リフォーム代は、築年数が新しいものほど安く、古いものほど高い傾向にあります。
又、売主がよくメンテナンスをしている物件や、リフォームしている物件などもあり
築年数が古くてもリフォーム代があまりかからない物件もあり
物件を見る前によく確認しておきましょう。
その他の費用としては、引っ越し代、照明器具代、カーテン代などがかかります。
中古住宅の費用がわかれば、諸費用の概算費用は算出することはできますが
リフォーム費用が、どのくらいかかるか?がわかりにくいため
物件をよく確認して、リフォーム会社に相談されることをオススメします。
まとめ
中古住宅の物件を見に行き、気に入った物件があれば、契約前に
建築士などの専門家にインスペクションしてもらうのがオススメです。
インスペクションをしてもらうことで、その建物の今の状況がわかるので安心です。
築年数が古い建物には、インスペクションと耐震診断を行ってください。
調査費用がかかるので、したくないという方もおられると思いますが
これから長く住む家の今の状況を知ることは、大切なことなので
インスペクションしてもらうのがオススメです。
物件探しから、インスペクション、耐震診断、リフォーム工事まで行える
リフォーム会社にお願いするのもいいでしょう。(そういった会社は、少ないですが・・・)